熱中症注意なぶりっ子男
日曜日、ベランダの鉢植えに水をやろうとベランダの窓を開けようとしたら、「んんん〜♪」と呼ぶ声が。
見ると、はめごろしの窓にチャシマンちび助がピッタリくっついていた。心なしか嬉しそうだ。
ちょっとちょっと、そこ暑くない? 熱中症になっちゃうよ?
「んんん〜♪」
おかまいなしって感じで喉を鳴らしている。
「注意してるから大丈夫」
やっぱり幸せそうだ。
こんなあつい時に窓辺で寝そべるだなんて絶対私にはできない。
それとも窓ガラスや窓枠がひんやりしていて気持ちいいの?
「んんん〜♪」
相変わらず喉をならしてる。不思議なものです。
☆ ☆ ☆
やることがあれこれといいながら、こんな本を読んでいる。
まだ読みかけだけれど、震災後、亡くなったお母さんと飼い猫たちに再会する女性のエピソードがある。
そうよね、にゃんこ達もそばにいてくれるのよね。
「呼び覚まされる霊性の震災学」という、東北学院大学災害社会学"金菱ゼミ"の学生たちが聞き取りをしたエピソードを集めた本とか、本当は以前からそちらが気になっていたのだけれど、タイトルに惹かれて「魂でもいいから...」を買ってしまったのだった。
似たタイプの本は他にもある。阪神大震災の後にはこういう本を見た記憶がないのだけれど、どうしてなのだろう? 「魂でもいいから...」の筆者は柳田國男の遠野物語の世界が今も東北にはあるのだということを書いている。
忘れられない黒猫ヒロノシンや淡三毛のシーちゃん、その妹で八割れブルータビーのノンノン。ちび助を末っ子として迎え入れ、先に旅立っていった彼らもみんなも今もそばにいてくれているのだろうか。
そうだといいな。
本当にそうだといいな。
(at 9:21am on July 17th, 2017)