茶トラ坊主とサビ柄お嬢ちゃまの猫2匹と暮らす日々。トラちゃんことヒトの子(娘)と夫もおりますです♪

頑張れともちゃん♪ & 美しく青きドナウ

6日(土)はとても嬉しい朝だった。ベッドの上で目を覚ましたら、すぐ横に"まだら子"ともちゃんが香箱座り(だったと思う)で私の顔を見つめていたのだ。

 

「ともちゃん、ベッドに上がってこれたんだね」「目が冷めるの待っててくれたの?」

ゆっくり瞬きをして肯定するともちゃん。

 

起き上がると、やはりそばにいたチャシマンちび助と一緒に後をついてきた。足取りもしっかりしている。また少し回復したんだなとホッとする。

 

前の日の5日、トラコにともちゃんとちび助を任せて朝早くから仕事に出かけた。ねばならない仕事を終えて急いで帰宅したけれど、既にともちゃんの通院に間に合うギリギリの時間になっていた。

 

ともちゃんは大丈夫かなと玄関を開けると、ちび助に続いてともちゃんが出てきた。トラコに日中の様子を聞くと、「おしっこも普通にしてたし、お腹も壊してないよ。それに、ほとんどの時間、ママたちのベッドの羽根布団の上でちび助と一緒に丸くなって寝てたよ」

 

姿が見えなくなったともちゃんを探すと、お風呂場の手桶で水を飲んでいる。ペースト状の栄養補助食(エナジーちゅーる)をあげると少しだけれど舐めて食べられるし、整腸剤も飲んでくれた。外はとても寒いし、無理して病院に行くのはやめることにして、翌朝にしよう。そう決めて、夜は少しずつエナジーちゅーるを指で少しずつ口元に運んで食べさせていた。

 

ホカペの上に急ごしらえで作ったこたつ(ホカペの上に置いたミニテーブルの上に羽布団のブランケットをかけたもの)の中で落ち着いて眠れる時間も増えてきた。水もちゃんとお風呂場のいつもの手桶で普通に飲んでいる。

 

というわけで、日付が変わって丑三つ時あたりまではホカペで私もゴロゴロして様子を見ていたのだけれど、大丈夫そうかなと思ってベッドで普段通りに寝ることにしたのだった。

 

そうしたら、目を覚ました時にともちゃんがいてくれたではないですか! そして「ごはんは?」と言わんばかりに「キュ?」「ニャッ?」とおしゃべりしてくれるではないですか!

 

というわけで、スープ仕立てのウェットタイプのごはんをちび助と半分こにして、ちび助はそのまま、ともちゃんの分はペースト状にすりつぶしてお皿に出してみた。すると量は多くないけれどお皿から自分で食べてくれた。

 

それから病院に行き、お医者さんの指導で点滴をして様子を伝えると、先生からも「目の輝きも全体の様子も初めて来た時よりもよくなってますね」と言ってもらい、腎臓サポートのウェットタイプのごはんの試供品までもらった。

 

帰宅すると食べられるものはないかとご飯皿をチェックしている。さっそく腎臓サポートのごはんをペースト状にすりつぶして出すと、量は多くないけれど、わっしわっしと食べてくれた。

 

もう、ホッとしたら腑抜けてしまってドドーッと疲れが出て、お腹の調子まで腑抜けてしまった。でも、午後は頑張ってチケットを取っていたニューイヤーコンサート(ウィーン・リング・アンサンブル)に家族で出かけてくることもできた。

 

本当はもう家でチャシマダランズとごろごろしていたかったのだけれど。大好きな音楽を聞く元気もないくらいヘロヘロだったのだけれど。でも、朝鮮人参エキス入りの栄養ドリンクを飲んで、根性でサントリーホールに出かけた。

 

でも、やっぱり、ウィーンフィルの楽団員9人からなるアンサンブルの奏でる音楽はとてもよかった。途中でお腹の調子がおかしくなりかけそう...?という場面もあったのだけれど、素敵な音楽に引き込まれてお腹を心配する気持ちも吹っ飛んでしまい、最後まで楽しむことができた。

 

やっぱり来てよかったな。ともちゃんも回復傾向だし(腎不全とは付き合っていかなくてはならないけれど)、ちび助も今のところ元気だし、どんよりしていた年末年始のカオス状態に光が差し込んできた感じだ。

 

ああ、今日が私の本当の年明けなんだな。そうだ、今日が私の本当の2018年の始まりだ。いろんな人に支えられて、たくさんの元気玉をもらって、ようやく明けた新年。アンコールのウィンナーワルツ「美しく青きドナウ」を聴きながら、感謝の気持ちでいっぱいになったのだった。

 

(1月7日未明)

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