6本なチャシマン
今のマンションに越してきて8カ月。苦手だった引き戸を開ける技もしっかりマスターして、だいたいどこにでも入っていけるようになったチャシマンちび助。
なのに、時々ぶりっこする。
「母ちゃん、開けてぇぇぇ〜」
キミ、自分で開けられるでしょ?
「ううん、開けて欲しいの」
「開けてぇぇぇ〜」
"6本"という文字を掲げてか弱いボクを演出するちび助。
「開けてぇぇぇ〜」
だからキミ、自分で開けられるでしょ? 他力本願はダメだよ。
「......」
フンッ、フンッ。
とうとう"か弱いボク"を脱ぎ捨て、鼻息荒くドアを開けて入ってくるチャシマンなのでした。
☆ ☆ ☆
昨夜、日曜夜に無事に韓国入りを果たし、ソウル江南地区のホテルに到着(あの"カンナム・スタイル"のカンナムです)。
金浦空港からバスか地下鉄でと思っていたのだけれど、バスがなかなかこないし、風邪っぴきだしと思ってタクシーを選択。久しぶりに韓国語をマンツーマンで使う良い機会だと思って乗り込んだ。
ところが、運転手さんは日本大好きで日本語をモウレツに勉強中の61歳。ホテルまでの45分間、来月予定している日本への1週間の夫婦二人旅、還暦のお祝いに子どもたちが飛行機チケットをプレゼントしてくれたこと、36歳の息子と33歳の娘が独身でまだ同居中で心配なこと、韓国と日本の間が一時期ほど良好でないこと、なぜお互いに日本語、韓国語を勉強し始めたか...等々、80%は日本語でしゃべり続けた。
「私ね、本当に日本大好きなんです。日本語の勉強のために日本のドラマとニュースばかり見てるから、韓国のテレビほとんど見ないです」「来月ね、東京、箱根、大阪、神戸、福岡に行くんです。帰りは福岡から釜山まで船、そこから鉄道で帰ります」
2002年に初めて仕事で韓国にやってきた時もそうだった。突然ふってわいた「ねばならない」仕事でやってきて、緊張しまくっているところに、思わぬ温かい出会いに遭遇する。
体調は万全でないけど、きっと大丈夫。がんばろう。無理せず、できる頑張りで、えいえい、おー♪
(Oct. 10th 07:01am)