まだら子の基地を探して
「お母ちゃん!」
視線を感じる方に目をやると......
リビングでトラコが繰り広げたカオスの海に浮かぶ、ボロボロな基地とそこでギャオス耳をするチャシマダランズ。
「周りはカオスでもいいの。静かに過ごせる基地がいいのよ」
"まだら子"ともちゃん、真剣な表情で訴えます。
宅配ピザのちらしを背にまったりするチャシマンちび助です。なぜにそこまでその"基地"が彼らチャシマダランズを惹きつけるのか。
実はともちゃんには何カ所かお気に入りの場所(基地)がある。段ボールはセットされていないのだけれど。
最近の一番のお気に入りはここ。
寝室に人間チャシマンが繰り広げたカオスの山の麓。私がフルートを練習するちょうど足元にあるのだけれど、いつもそこで静かに穏やかな顔をしてもたれている。
背にしているのは素敵なソファではなく、人間チャシマンの仕事の資料やノートの山です。クリーニングに出そうとしているカッターシャツが置かれていることも。
何を隠そう、うちはカオスだらけの家なのだった。だから、"チャシー"ことちび助も"マダー"ことともちゃんも、環境的には幸せに違いないのだった。
とっぴんぱらりのぷう。
(at 8:52am, on Sep. 24th, 2017)