心が狭いオトコ、それとも?
「お母ちゃん、聞いてくれる?」
郵便物やダイレクトメールを整理している私に"まだら子"ともちゃんが話しかける。
はいはい、どうしました?
「あのね、ちび助が意地悪なの」
あら、またかじった?
「ううん、違うの」
じゃあ、また上にのしかかってきた?
「違うの」
おやつカリカリぶんどった?
「違うの」「私にうなってパシンってたたこうとしたの」「それも何度も」
あら、まぁ!
目撃したシーンがあった。
台所下の引き出しを開けたチャシマンちび助。
しばし中で過ごして満足して出てきたところにともちゃんが通りがかった。で、いいがかりをつけたのだった。
「ウウウー、ウェー!」
(俺が開けたんだぞ、俺のものだぞ、とでも言ってたのでしょう)
困ったともちゃんはフリーズ。
そこににじり寄ると、ちび助はさらに「ウ〜ワァ〜ン、ウ〜ウェウェ〜!」
(だから勝手に近寄るなって言ってるだろ、って意味のようです)
「ウ〜〜〜!」
やや細く甲高い声を上げと思ったら、左前足を上げた。
で、私がストップをかけたのだった。
なぜかご機嫌斜めなチャシマン氏、お腹の皮膚炎がまたぶり返しつつある。また通院かなぁ。何が気に入らないのやら。まさかお気に入りの女性獣医さんに会いたいとか?
名前の通り、肝っ玉がチビで臆病モノで、大きな災害に遭遇したらどうなるんだろう。
生後半年で東日本大震災が起きた時は、姉さん兄さん猫に囲まれて、トラ娘もいたからちょっとビビっていた程度だったけど、今だったらパニックを起こすだろうな。
ともちゃんのくしゃみで飛び上がっているくらいだから。
熊本では大きな揺れが続いている。人も猫も犬も、みんな不安だろう。交通網が寸断されて物資を届けるのもままならずライフラインがあちこちで塞がってしまっているという。
今は事実上何もできなくて祈るしかない。
いろいろ復旧してきた時に何ができるだろう。明日は授業内容を変更して学生さんたちと一緒に考えてこようと思います。
(April 18th 1:26am)