どこに座ってるの!?
機嫌なおりました(きりっ)。
それはそれは。
しかし、キミ、ちょっとそれどこに座ってんのよ。母ちゃんがデータ処理に使ってるPCの上じゃないのよ。
「......(キリッ)」
機嫌がなおった途端に聞こえないふりときたな。キーッ。
「お母ちゃん、アタシは椅子よ」
"まだら子"ともちゃんは良い子だねぇ〜♪
「うん。だから美味しいカリカリね♪」
そうなるのよね、ま、そういうことよね(笑)。
☆ ☆ ☆
今日はボクの14回めのたんじょう日でした。あぶらの乗ったさわらのおさしみでささやかなお祝いをしてもらいました。しあわせなノダ! pic.twitter.com/XQ8KdYKYxE
— ノロ (@noronow) 2015, 10月 20
2日前ですが、私の大好きなノロ君が14才になりました。
私の黒猫ヒロノシンは3年前、15才で空にかえった。ノロ君、元気で幸せに長生きしてね。ヒロノシンの分も(これは勝手な私の願い)。
図書館でノロ君の本を借りて、あらためて読んでみた。つくづく、猫もいろんな子がいるんだなぁと思う。
私はヒロノシンと一緒に大阪・東京間を1往復半したことがある。大阪で生まれた彼を東京に引き取り、そのしばらく後、東京から彼を連れて大阪に帰省したのだ。
ヒロノシンは鳴き声をあげず、良い子で静かにしていた。でも、肉球には汗びっしょりで、ヒシッと私にしがみついていた(車掌さんに了解を取り、混んできたらキャリーケースに入れるという約束で膝の上に座らせてたの)。
帰宅してみると、私の紺色のトレーナーは、猫の肉球形のシミでいっぱいだった。それだけ汗をかいてということで、以来、私はヒロノシンを連れて"旅"するのをやめた。
ノロ君は飛行機の離陸時も毛づくろいをしていたり、「仕方ない、寝るか」みたいな、"あきらめ寝"ができる性格らしい。だったら、長い間留守を預かりよりも、家族と一緒に旅しちゃった方が彼にとってはいいんだろう。
旅はしなかったけど、ヒロノシンは15年の人生の中で7回引越しをした。うち6回は私と一緒に。毎回大きな環境の変化だったと思うけれど、文句も言わずに私についてきてくれた。
いろんな環境の変化をくぐり抜けた15年間、あれはあれで私たちの旅だったんだと思う。私にはとても幸せな15年間だった。彼にとってもそうだったかな。そうだといいな。そんなことを考える、ちょっとオセンチな朝なのでした。
(October 22nd 06:10am)