デカいけど、甘えん坊

大好きな姉ちゃんと一緒

毎晩、寝る前に娘の部屋を確認する。実際は超寝相が悪い娘の寝姿チェック。暑がりでもある彼女は、寝入りばなにパジャマをめくり上げ、お腹を公開したままで寝ていたりするからだ。

明け方冷え込むようになったし、どれどれ今日はどうかな…と覗いたら、Tabbyこと「ちび助」が人形の「さっちゃん」「こもぼちゃん」と共に熟睡中。

本人はただ寄り添っているつもり

当の娘はベッドの隅の方に押しやられ（？）手だけをちび助の方にのばしている。ちび助は脇のほうとはいえ娘の枕を占拠し、娘の手をあご当てにして熟睡中。よく見ると、ちゃっかり娘と手までつないでいる。

娘の弟分としてやってきたちび助は、娘のことが大好き。カリカリ（ごはん）を出せだの、トイレをきれいにしろだの、水をくれだの、要求＆不平不満はもっぱら夫や私に対してで、娘に対しては何も言わずにそばに寄り添う。

寄り添われると重いんだけど！

この態度の違い、ここまで来るともうお見事というほかない。

本当にちびだった時から娘にくっついて寝ていた。寝返りした娘の下敷きになろうが、寝相の悪い娘の手が飛んで来ようが、絶対に文句を言わずに（！）満足げに寝ていた。

今も気持ちは当時のまんま。自分の体がデカくなったことに気づいてないだけ。寄り添っているだけのつもりが、実際は姉ちゃんを押しやっていたり、のしかかって「重い…」と寝言でつぶやかせたりしてることも全くわかってない。姉ちゃんが隅にいったのをいいことに、ベッドの真ん中で枕して布団をかぶって寝てたりする。

娘も弟分が可愛いらしく、ベッドで隅に押しやられようが、息苦しくなろうが絶対に怒らない（何が起こっているのか眠っていて知らないからという話もある）。

ただし、赤ん坊の頃から一緒の「さっちゃん」「こもぼちゃん」が下敷きにされた時は、「ねぇ、ちょっと、それはやめて」とイエローカードを出している。