茶トラ坊主とサビ柄お嬢ちゃまの猫2匹と暮らす日々。トラちゃんことヒトの子(娘)と夫もおりますです♪

お気に入りの場所

新しい家(といってもマンションの一室だけど)の台所にはベランダに出るドアがある。ガラス張りだからベランダの向こうの運河や空が見渡せるし、何より天気の良い日は太陽の日が差して暖かい。

 

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あったかぬくぬく♪


というわけで、チャシマンちび助と"まだら子"ともちゃんの新しいお気に入りの場所になっているのだった。

 

そして、思い思いに寝転びながら、ふたりでおしゃべりしていたりする。といっても、ほとんどがちび助のおしゃべりなのだけれど。

 

朝出かけようとしてこんな光景を目にしてしまうと、思わず仕事に行くのが嫌になり、一緒に寝転びたくなってしまう。

 

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本当に気持ちいいのよ〜♪


トラ娘のインフルエンザや仕事がたまった中での引っ越しは本当に大変だったけれど、陽だまりの中で幸せそうにくつろいでいる彼らを見ると、頑張って引っ越した甲斐があったなと思う。

 

  ☆  ☆  ☆

 

ともちゃんが自宅点滴をするようになって1カ月が過ぎた。もうダメかと思われた年末年始のことを思うと、一緒に節分を迎えられたことが奇跡のように思える。

 

体重は1kg近く減ってしまったけれど、ごはんに対する愛情というか欲は相変わらずだし、このまま小康状態を保ってくれればといいなと思う。

 

毎日の点滴と服薬はともちゃんにとって、好ましいことではない。むしろ嫌なことだと思う。でも、偉いというか不思議なことに、点滴の準備をしようとピンクの保定袋を戸棚から取り出しても、ともちゃんは逃げない。ギクッとした表情はするけれど決して姿を消したりしない。シリンジで液体の薬を飲ませる時も同じ。絶対に逃げないのだ。

 

だからといって、されるがままにおとなしく点滴をさせてくれるわけでも、すんなり薬を飲んでくれるわけでもない。「嫌だな〜」って言いながら仕方なく点滴を受け、「またそれ〜?」という顔をして仕方なく薬を飲んでいるのだ。

 

毎日嫌なことをする私のことを、きっとともちゃんは嫌いになっていくんだろうな。1カ月前、そんな風に感じていた。悲しいけれど、でもともちゃんの健康のためなら仕方ない、嫌われ者になってもいい。そう決心した。

 

でも、不思議なことに、そうはなっていない。逆に前よりも深く通じる部分ができたような気さえするのだ。

 

通院している病院の先生は、「猫も点滴や薬を飲むと体が楽だと分かっているんだと思います」と言っていたけど、でも、それだけではない何かがあるような気がする。

 

ともちゃん自身、何かして欲しい時の主張をより強く明確に表現するようになったし、よりストレートな性格になったように思える部分もある。遠慮がなくなったというか、生きたいという気持ちがはっきりしたというか、なんというか。

 

もしかしたら、命や生きるということに対して、家族として同じ方向を向くことができたということなのかも知れないなぁ〜なんて考えてみたりする。確かに、ともちゃんの腎不全発症をきっかけに、少しバラけていた家族の気持ちが一つに束ねられたという部分があるのも事実だ。

 

まぁ、単に下僕から使用人にちょっと格上げされただけなのかも知れないのだけれど。しかし、変な時間に目が冷めると眠れない...年でしょうか(涙)。

 

(2月8日4:37am)

http://tabbyandmarble.hateblo.jp/