こぼれてない...かな?
「おかあちゃん」
夜なべ仕事をしているとちょっと眠そうな"まだら子"ともちゃんが隣の椅子から話しかけてくる。
「見てみて。アタシ、こぼれてないよ。ね?こぼれてないでしょう?」
そうだね~。こぼれてないねぇ。
「でしょ?なのにみんなはなぜこぼれてるって言うんだろう?」
「おかあちゃん、アタシの代わりにこぼれてませんってみなさんに伝えてくださいな」
そうね。でもね、ともちゃん、もう少しきちんと確認してからの方がいいんじゃないかと思うよ。
だって、ほら、目が閉じていくのと同時に少しずつこぼれかけてるし。
でも、眠りに落ちていくともちゃんの耳には届かず、右後ろ脚は次第にこぼれていくのでした...。
一方のチャシマンは、昨日の朝も日向ぼっこしながら大事なものはキープしていたのだった。
なぜ、それ?それも今頃17巻...。
(01:5am on July 7th, 2017)