コメディアンともえと衝撃の余波
"まだら子"ともちゃんは3歳4カ月。
人間でいえば20代後半の個性派美人なはずだけれど、ちょっとネジがはずれてます。図らずして一人コントを繰り広げて家族を笑わせることがたびたび。
土曜日の夜も笑って終わるはずだったんです。
夕食後に家族それぞれリビングでゴロゴロしていた時だった。テレビ画面には米国クライムサスペンスが映しだされていた。
その時、ともちゃんが華麗に台所探検へとジャンプした。ふわりとシステムキッチンのコンロ脇に着地するはずだった。
ところが、ジャンプが足りなくて前足だけコンロにかすってバタッと床に落ちちゃったのだ。
そんなともちゃんの頭上にフライパンが直撃。
コンッ!
ともちゃんは着地した時のまま、目をまん丸くしていた。
そこまでは良かった。そこまでは。
次にフライパンがゴン!という音と共に床に落ちた時、その音に驚いたチャシマンちび助がものすごい勢いで発射!!されちゃったのだ。私のお腹の上から。
ものすごい瞬発力、ものすごい勢い、ものすごいジャンプ力、ものすごい太い尻尾で、私の腹部を発射台に飛び出してくれたのだ。
それはもう、すごい衝撃と激痛だった!
お腹のTシャツをめくって見ると、チャシマンの後ろ足の爪でできた小さく深い穴や、ひっかき傷が何本もできていた。おへその両脇に...。これじゃもうビキニ着れないじゃないの!(着ないけど)
それより痛みがひどくて、ううう〜とエビのようになって寝転んでいる私に、夫は「本当にともちゃんは鈍臭いな〜アハハ〜」と笑っている。
お腹の傷を見ながら「これは普通の絆創膏じゃだめかも」と言っている私に、「大丈夫だよ、絆創膏なんかいらないよ」と笑っている。
ムカつくんですけど!
結局、自分一人でキズパワーパッドを何枚もお腹に貼り、うんうん言いながらクライムサスペンスを見続けたのだった。
隣の男は「そんな大げさなことしなくて大丈夫だよ」と言っていたけど、翌々日の今朝、まだ痛いんですけど! 傷口から体液が滲み出て、傷パワーパッドボコボコになってるんですけど!
本当に人間も猫もチャシマンはあてにならない男達の代名詞ね(プン、プン)!
でも、その後しばらく巨大ネコジャラシよろしく、もっさもさでぶっとい極太尻尾で所在なげにしていたちび助。実はキミも被害者だったんだよね。
やれやれ。
(Sep. 20th 08:08am)