久しぶりに袋、寝言も。
アイロン台の下で幸せそうなチャシマンちび助。
「今日は久しぶりに袋に入ってみました」
「"まだら子"ともちゃんと差別化を図らないとね」
「僕の独自性を見せないと」
「彼女はまだ袋は無理だからね」
☆ ☆ ☆
ボスのトラ娘に似てきたのか、寝言を言うようになったちび助。
私は時差ボケが治らないうちに変な時間(明け方目が覚めた時)に仕事をしちゃったら、生活リズムがますます狂ってしまった。
台風後の蒸し暑さも手伝って、なんだか夕方のダルさがひどくなり、夕寝をしてた時のことだ。
「ファ〜ア」
「フェ〜エ」
「ファ〜ア〜ア...」
困ったような、へんてこりんな情けない鳴き声が聞こえてきた。声色からちび助に違いないんだけれど、いつものウェイウェイ文句を言う声とは明らかに違う、力の抜けた声。
何か変なところに入り込んで出られないとか、いたずらしようと思ってひどい失敗をしたとか、よっぽど情けないことをなんかやらかしたんだなーと思ってみると、Cの字になって寝てる。頭がそっくり返った状態で寝ながら喋ってる。
「ファ〜ア」
「フェ〜エ」
「ファ〜ア〜ア...」
まだ言っているので、「ちょっとキミ大丈夫?」と肩を揺り動かすと、ハッ!とした顔して目をさまし、私の顔をじーっと見る。
寝ぼけているんだか、取り繕っているんだかよく分からなかったけれど、妙に真面目で好青年な顔でこっちを見るので笑えちゃったのだった。
(Aug. 27th 05:00am)