どうした? 何がいいたい?
朝体重を計ろうとして、一瞬目を離した隙にチャシマンちび助が陣取っていた。
おや、どうした?
「......」
目だけ動かして何かいいたげ。
何かいいたいことがあるのかな?
「......」
「じゃあ、キミも体重計るかな?」
「ウワァ〜」
というわけで測定。6.0kg。
え?私の体重?それはわがチャシマダラン・タスクフォースの機密事項なのだった。
話は変わって、昨日水曜日の午後は都内某所で開かれたシンポジウムに行ってきた。テーマは「女性のための予防医療」。
メーンスピーカーはこの方たち。
ここにもう一人日本人大御所が加わり、それぞれ20分あまりの講演をした後、ほかの人たちも入ってパネルディスカッションをするというものだったのだけれど、講演が終わったところで出てきてしまった。
主催者は何がしたかったんだろう? 大切なことだから多くの人に情報を届けたい、知ってもらいたいというのなら、わざわざアメリカの元大統領に来てもらってほぼクローズドな行事を開くより、オープンな場所で日本人の研究者や医師にきちんと語ってもらえばよかっただろうに。
だって、ブッシュ氏やローリー先生ならではのデータやエピソードなんてほとんどなかった講演内容だったんだもの。簡単に要約すれば「ほら、アメリカの有力者もこう言ってるから、みんな我が社の製品使って」っていうのが主催者(製薬会社)の言い分になる。
だから薬やワクチン、医療は信用を落としてしまうのだというのに。変な政治を持ち込むことで現場がどんどんやりにくくなるって何故わからないんだろう。金に飽かして外国から偉い人を連れてきたところで、疑問も疑惑も深まるだけなのにねーと思う。
どうした?何がいいいたい?何がダメなの?じゃあどうしたらいい?と歩み寄れるのは信頼関係と愛情があってこそ。でなければ、丁寧に説明したり話を聞いたり地道な努力が欠かせないと思うんだけれど。それをせずに偉い人連れてきて「あの人たちも言ってるんだからいうこと聞いて」なんて言う人や団体のこと、誰が信用するんだろう?そんなことを考える私はお子ちゃまなんだろうか?
しかし、さすが元大統領。ブッシュ氏は誰にでも分かる簡単な言葉でユーモアを交えながらその場で自分が言うべきことは言う。どこかの国の宰相とはレベルが違います。
すごく複雑な思いでいたら気分的にドッと疲れて、また寝落ちしちゃった水曜だったのだった。
(May 19th 09:23am)