物思うチャシマンとクリアなともちゃん.....タラさんも
最近、入る箱がないチャシマン。スツールの下に入って物思ってみたりして。
一方、おめめパッチリ、猫スイッチがオン状態のことが増えている"まだら子"ともちゃん。
月曜夕方は、ぼーっと立っているチャシマンちび助のお腹の下をタッタカタッ♪と駆け抜けてった。ともちゃんが走り去った後にゆれるチャシマンのお腹の贅肉(笑)。
もしかして、茶縞君、おちょくられてるんじゃ...?
「……。」
☆ ☆ ☆
さて、昨日ご紹介した実家にいたタラ嬢。21歳を目前に空にかえった女子猫さんです。
最盛期11キロの巨漢ならぬ巨女子だったのだけれど、もともとはシャムなので華奢で可愛〜い時もあったのです。
が、しかし、手元にその時の写真がなく…。代わりに"まだ"普通サイズに近かった時の姿を。
それが、私が社会人になったときには、こうなってました。
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玄関からマンション踊り場に出て外をながめるタラさん。
なんと、タラさんは恰幅がいいだけでなく、近所の雌猫たちのボスだっただけでなく、市立図書館の貸し出しカードを持ってました。時々、「○○タラ様、お借りになった本がまだ返却されていません。本の返却時にははがき1枚もご持参ください」という督促状が届いてた。
「なんや、お前また返すの忘れたんか」「にゃぁ〜」
はがきが届く度にそんな会話が父との間で交わされていたのだけれど、実際にタラさんの貸し出しカードを使っていたのは父。
私の家族は異常なくらいの本好きで(というか活字中毒?私は普通です)、家の中は本で溢れかえり、廊下も押入れも天袋もトイレも箪笥の上も、あちらこちらに本があって、天袋や押入れのそこが抜けたり、本棚の板が割れたりするほど。
図書館もよく活用していたのだけれど、父は1回5冊だか10冊の貸し出しでは足りないらしく、息子の名前(私の弟)でカードを作ろうと画策。しかし既に本人が作って活用中。東京に進学した娘(私)なら図書館利用もないだろうと申請したら、やはり本の虫である妻(私の母)が一足先に作っちゃっていて、本人名義と娘名義の2枚のカードで借り放題中。
そこで、くぅ〜、えーいままよ!とタラさんの名前で申請したらスンナリとカードが発行されてしまい、父はウハウハと本を読み漁っていたのでした。しかし、家族とはいえ、娘や息子の名前で2枚目の図書貸し出しカードが作れてしまったり、住民票もない猫の名前で作れてしまったり(猫ではなく"家族"として申請したらしいけど)、いいんでしょうか。
というわけで、長く実家には「○○タラ」という図書館カードがあったのだけれど、タラさんが空に還った後は使われることはなかったのです。なんで?と聞いた時に父は言いました。
「あのカードはあいつ(タラさん)が貸してくれてたんや。あいつがいなくなっから、もう貸してもらわれへんのや。勝手に使うのはマナー違反やないか」
母のことが大好きだったタラさんは、実は父に対しては時にひどいしうちをしていたのですが(タラさんからすれば抗議なんだけど)、父からはとても愛されていたのでした。そして以来、実家に新しい猫が来ることも二度とはなかったのでした。
(September 1st 01:14am)