１年半。

リビング椅子ですごい格好になっているチャシマンちび助の写真を探してみた。それが、なかなか見つからない。

パソコンの写真フォルダをあちこち開いていて、こんな写真を見つけた。

2013年11月19日。"まだら子"ともちゃんがうちの子になって1カ月半の頃だ。この頃の写真はどちらかというと、ともちゃんがちび助に寄り添い、私の方をクールに見つめ返すという雰囲気の写真が多い。

私のことをとっても警戒している感じ。この頃は私、とても寂しかった。

14年一緒に暮らした淡三毛模様が綺麗なスコティッシュのシーちゃんが空に帰って2週間。その4カ月前に空に帰った長男の黒猫ノッチを追うようにして急速に衰え、世をはかなんだシーちゃん。

私の心にはぽっかりと大きな穴が空いてしまっていた。一方で、ともちゃんは私に全然慣れてくれない。いつも一定の距離を保って、クールにじっとこちらを見るだけ。夫とトラ娘、そしてちび助にはフレンドリーなのに、私にはクール。

すごーく、つらかった。

そして、この頃のちび助は兄ちゃん・姉ちゃんを失って、妹ができた立場。ちょっと凛々しい感じをかもしだしていた。

あれから1年半。

ちび助はすっかり元のあかんたれ末っ子気質に戻り、ともちゃんは優しく包容力豊かな妹に成長し、懐くどころか真ん丸目で「おばちゃーん」「カリカリは〜？」「おばちゃーん、おばちゃーん」と私をストーキング。

夫は異動で思いがけぬ職場に異動、トラ娘は新しい環境を求めて自ら転校を決め、そして私も夢にも思わなかったフィールドにまで足を踏み出し、2つの職場と大学の間を行き来している。

そうだ、フルートまで始めてしまったのだった。バイオリンも細々とまた弾いている。

これから1年半後、家族と私はどこで何をしてるだろう？ちび助とともちゃんの関係はどうなっているだろう？

懐かしくちょっぴりほろ苦い写真に、柄にもなく真面目な事を考えちゃった火曜の深夜だったのでした。

（June 17th 1:10am）