何か来る、きっと来る!?
オレはTabbyこと「ちび助」。
勘がいいオレには分かる。
何かよくないことが起きる。
それはすぐそこまで来ている。
もうすぐそこだ。
ほら、来た!
「ちび助、テーブルの上で寝転ぶのはやめなさい!」
飛んできたのは母ちゃんの怒鳴り声。
「聞こえてないふりしたってダメよ、おりなさい!」
「なんてふてぶてしい、もうシーバは出さないよ!」
え、シーバくれるの? 早く早く早く、プリーズ!
「都合のいい部分の言葉だけ聞いて下りてもダメ!」
「分かってるくせに悪びれもなく寝てたからダメ!」
あれ? 下宿のおばちゃん怒ってるの? どうして〜?
そんな顔したらMarbleこと「ともえ」は怖いかも。
「だったら、ともちゃん、おばちゃんのバッグから下りて」
「ふみふみ地ならししてお昼寝マットに使うのはやめてよ」
「片付けようと思ってたのに、毛だらけになっちゃったよ」
えー、気に入ってたのにつまんない。
でも仕方がない、下りてあげるかな。
(しばらくして)
「あ〜!ともちゃん、またトイレの前でおしっこしたの!」
「えーん、バッグから下りてって言ったから?も〜(涙)」
===と、今日も下僕の生活が続くのだった===
チャンチャン♪